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ギックリ腰(急性腰痛)の考え方

尾道に開業して100年以上の接骨院です。


私で4代目になります。坂を登って中腹に位置する当院は緑(植物)が多く、目の前は小学校で環境は良好。
新型肺炎対策としては、治療は予約制にしており、患者様の受け入れを制限し、待ち時間は少なくしております。また、室内の消毒をまめに行い、治療室内はベッドの間隔を広くしており、カーテンを設置しておりますので安心して施術を受けられます。


『当接骨院の歴史と施術』
不遷流柔術家であった曾祖父が、門弟達に柔術流の応急処置を施したことから始まり、
祖父の時代に山本施療所・山本接骨院として尾道に開業しました。
母は三代目を、そして私は四代目を継承し現在に至ります。
伝統医術を施術の中心にして大切にしていますが、新しい施術も取り入れる為に、現代社会に関わる様々な学会、勉強会、研修会に参加し、情報の更新を行っています。
具体的には、柔道整復術・伝統鍼灸・経絡按摩・点穴療法・マッサージ・小児鍼・運動療法・運動指導を行っています。
予約制にて施術を行っていますので、予めご連絡下さい。


当院では、全ての痛みや病気には病因(内因・外因・不内外因)があるとして身体を診ています。(東洋伝統医学と西洋現代医学を折衷しています。)

※東洋伝統医学と西洋現代医学を折衷とは、
東洋伝統医学と西洋現代医学を両方学び、お互いの長所を生かした治療法です。

  • 外因とは、気候の変化、生活環境の変化。
  • 内因とは、過度な感情の変化(ストレス)。
  • 不内外因とは、生活習慣を表しています。

急性腰痛は、不内外因(外傷)が原因となることが多いですが、要因として素因(年齢・性別・体格・性格・生活および仕事の状況・既往歴・家族歴・治療歴)があることも見られます。
また、不内外因は、飲食労倦といって、食事や労働などの日常生活による影響により発生する病因ですから、その瞬間の外傷だけでなく、徐々に痛みが発生する疲労性の腰痛も結果としての急性腰痛となり得ます。
そして、注意を要する腰痛として、臓器の影響を受けている腰痛があります。
結石や腫瘍、様々な炎症疾患などです。

この様な病因、個々の素因を考慮し、東洋伝統医学的な診断即治療の原則に乗っ取り四診法により病態を把握し、施療をしております。

※四診法とは、望診、聞診、問診、切診です。簡単に説明すると、患者様の様子や変化を良く見て、話す声、体臭、呼吸音を良く観察し、病気の状態や日常生活の様子を患者様から尋ね、患者様に直接触れて診察する触診をすることです。

施療方針

東洋伝統医学と西洋現代医学を折衷して、
食事・胃腸の働き・循環・排泄・睡眠、この5つの身体の健康を維持する事項を基本として、病因、個々の素因を考慮して腰痛を施療しております。
先ずは、『循環を促し、還流を良くすること』

これにより、胃腸の働きは良くなり、排泄の機能も良くなります。
循環を促進する治療方法として、物理療法(按摩・指圧・マッサージ、鍼灸)、運動療法(ストレッチ、矯正)、呼吸法を施します。

薬を使用しない治療は、身体に優しく、重篤な副作用もありません。
これらの治療は、自己治癒力を高めます。
自己治癒能力を高める事は、様々な病気にも罹りにくくなります。
健康な生活をおくる為に、一緒に身体を養いましょう。