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食べ物と「ぎっくり腰」の関係について

福山市南松永町の「さくらの整骨院」です。


スポーツのケガや交通事故のケガ、ぎっくり腰、腰痛、肩こりまで体の不調はほぼ対応しております。


突然、腰の周りに雷が落ちたかのように激痛が走ったり、少しの違和感から徐々に痛みが増してくるつらい
「ぎっくり腰」について、意外と知られていない「食べ物との関係」についてご説明いたします。
「食べ物とぎっくり腰って関係あるの?」と思われた方は是非読んでみてくださいね。
(「ぎっくり腰の一般的な症状や施術について」は他の院のページをご覧ください!)
【なぜぎっくり腰になるの?】
本来、人間の体は、背骨や骨盤、手足など身体中の「関節」や「筋肉」、筋肉を包んでいる「筋膜」など
が絶妙なタイミングでお互いに協調し合って伸び縮みしたり動いたり、動きをサポートしてくれています。
姿勢不良、長時間のデスクワーク、立ち仕事、生活のクセなどで体が疲労や血行不良に陥るとこの「伸び縮
み・動きのタイミング」がズレてしまうと、腰回りや背骨の関節が伸びてくれなかったり、あるいは必要以
上に動いてしまったり、筋膜が伸びる限度を超えてちぎれてしまったりしてしまいます。特に関節面には痛
みを感じる神経がたくさん分布しているので「激しい痛み」に襲われることになると言われています。
※腰が痛いのは「結果」であり、そうなってしまった原因は「全身のいたる所」にあるわけです。
上記の事から日頃から筋肉や関節を柔軟にしておくことがとても大切なのはお解りいただけますでしょうか

【体を硬くしてしまう食べ物】
では私たちが普段食べているものの中で「体を硬くしてしまう食べ物」があるのをご存じでしょうか?
それが「糖質」です。
「糖質」は砂糖、シロップ、甘いデザート類、アイスクリームなどに多く含まれている他、米、パン、麺類
、おもちなど私たちの主食である「炭水化物」も糖質に分類されます。
果物や根菜類などにも多く含まれています。
それ以外にも清涼飲料水、スポーツドリンク、缶コーヒー、栄養ドリンク、野菜ジュース、各種調味料に含
まれる「液糖」「ブドウ糖果糖液糖」などの形でたくさん含まれています。
「糖質」は私たちの体に入ると血糖値を上昇させて「エネルギー」として使われます。
「エネルギー」として使われなかった「糖質」は「グリコーゲン」という物質に変換されて筋肉や肝臓に貯
蔵されます。さらに、それでも余ってしまった「糖質」が体脂肪として蓄えられます。
実は過剰に「糖質」を摂取すると、糖質と結びついた筋肉(たんぱく質)が「糖化」して硬くなる、という
性質があるんです。特に筋肉の両端を「腱(けん)」と言いますが、この腱の部分に糖質が溜まりすぎて「
糖化」を起こし変性していきます。腱は関節付近に位置していますから、「糖質」の摂り過ぎは年と共にど
んどんと体を硬くしていくことになります。ですので「ぎっくり腰」を繰り返してしまう方には「糖質の過
剰摂取」が隠れていることも少なくありません。
特に、スポーツ選手は関節の可動域が落ちてしまうと、スポーツのパフォーマンスに多大な影響を及ぼしま
すから、普段から糖質の摂り過ぎには注意が必要です。
特に、甘みの強いスポーツドリンクや缶コーヒーなどは大量の糖質が入ってます。
水分を摂取する際はそれらの摂り過ぎに注意しましょう。
この、過剰な糖質が体内のたんぱく質と結合して異常なたんぱく質に変性したものを「AGEs=糖化最終生
成物」といい、体が硬くなる誘因の他に骨粗鬆症、糖尿病、動脈硬化、肌のたるみやシワ、脳の老化など様
々な悪影響を引き起こします。
高齢者の方の「ぎっくり腰」には更に注意が必要です。年と共に骨粗鬆症は必ず進行していると思ってもら
った方が良いですから、腰の痛みが「ぎっくり腰」ではなく、「腰椎圧迫骨折」「脊椎管狭窄症」などであ
る可能性もあります。
基本的にこれらの症状は背骨が弱くなり、背骨の腰の部分(腰椎=ようつい)や背骨全体がつぶれたり変性
したりして起きてしまいますから、日頃から「骨」を強くしていくことも大切です。
では「骨」を強くする食べ物は何でしょう?「骨」は何から出来ているでしょう?
当院でこの質問をするとほとんどの方が「カルシウム」と答えますが、それだけでは不十分です。

正解は「たんぱく質」と「カルシウム」です。
さらに「ビタミンD」「マグネシウム」も骨を強くするためには必要です。
骨粗鬆症は骨の密度が減って構造上弱くなることで潰れてしまったり、転んだだけで簡単に骨折してしまう
ようになります。実は「骨」の中の「骨梁(こつりょう)」と言われる基礎部分は「たんぱく質」メインで
出来ており、そのまわりに「カルシウム」が沈着して硬くなります。「たんぱく質」は筋肉にも皮膚にも髪
の毛にも内臓にも、血液やホルモン、ウィルスに対抗するための抗体にも使われるとても大切な栄養素です
から普段から食事でしっかりとその材料となる「たんぱく質」を食べておかないと骨どころか筋肉も肌もど
んどん衰えてしまいます。
さらに「カルシウム」を体内でうまく利用するには魚の肝臓やシイタケなどに多く含まれる「ビタミンD」が
。そしてカルシウムと同等量の「マグネシウム」が必須なんです。
マグネシウムはひじきなどの海藻類、ほうれん草などに豊富です。
骨を強くするためには「牛乳」が良い、と長年思われてきましたが、牛乳にはカルシウムは豊富でも「マグ
ネシウム」が少ない為、近年では「牛乳を飲むと体内のカルシウムが減る」という説もあります。
日頃から炭水化物の量を減らして「肉、魚、魚介類、卵、大豆、豆類、豆腐、納豆」などの「たんぱく質」
と海藻類、野菜の量をバランスよく増やしておくといいでしょう。
さくらの整骨院では「薬を使わず栄養で体の不調を改善する医療」である、分子整合栄養医学=オーソモレ
キュラーのアドバイザー資格=ONPを修得したスタッフが、体の不調改善のアドバイスを栄養面からも行っ
ております。多くの方がカウンセリングにお越し頂いております。